2021年コロナ過の夕張市の現状は閑散として市とは思えない現状。

ツーリング

yokonaga

ツーリングを始めて10日目札幌から富良野に向かいます。

途中、財政破綻した街夕張を見に行きます。

札幌宿泊が土曜日だったんですけど、8月という事もありホテルも大学生と思しき団体客が多かったですね。

札幌は宿泊するだけなら安い所はいくらでもでてくるけど、駐車場代が高い。24時間やってるところが少なく、日をまたいで料金がかかるので原付1台でも1000円以上かかるのが普通。

むしろ1000円以下を探すのが滅茶苦茶大変です。

札幌市から夕張市はわりと近いです。1時間30くらいで到着します。

道中ちょっとおもしろい名前の川があります。

ヤリキレナイ川

滅茶苦茶小さな川です。果たして川と呼んでもいいのか微妙なレベル。

川としては魅力はゼロです。

話のタネとしてどうぞw

さらに進んでいきます。夕張市街地に入ってきました。

ただならぬ人気の無さを感じます…

夕張市はもともと明治から昭和の30年代ごろまで炭鉱の街で栄えていました。

1990年に最後の炭鉱が閉山してからは財政は下降の一途。

ピーク時には10万人以上いた人口も今では8000人以下。人口の減少率は東日本大震災の被災地を除いて全国の市としてはワースト…。

65歳以上の人口比率も50%以上で、全国の市として初めて限界集落となっています。

以下、これがその現状の夕張市街地です。

特産品のメロンを扱ってる店も閉まってます。今日は日曜日です。

これは市街地です。いわゆる一番の街部分。今日は日曜日。

あ、親子がいました。第一村人発見です。

郵便局。今日は日曜日ですから、閉まってますけど、周りの時計屋とかも閉まってます。

ハローワークがあります。一体この町で何の仕事を紹介してくれるのでしょうか?

市役所手前にセコマがありました。夕張にもセコマはあります。流石です。どこにでもあります。

ツーリングのライダーが沢山います。セコマにもいますし、その手前にカフェのような店がありそこにもたむろしてました。

市民と思しき人はまぁぁぁぁぁったく見かけませんが、ライダーはいっぱいいます。

大きなホテルの前にもツーリング勢が。

市役所は結構デカイです。街はこんだけ死んでるのに、市役所がこんなにデカイ意味があるのでしょうか…。

夕張は過去は炭鉱の街として栄えていました。一般的にはメロンなんかも名前は聞いたことがあるかもしれませんが、「幸せの黄色いハンカチ」の撮影場所にもなった「映画の街」でもあります。

最近の若い人は知らないよね…。

往年の映画の看板が至る所に飾られています。ただ、正直言って町が閑散としてそれが何とも言えない風情を出しているのが悲しい所。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭

毎年夕張で開かれる映画の祭典です。人口と同じくらいの人が訪れる今や夕張が対外的に誇る一番のイベントです。

炭鉱の街の頃に社宅として使われていた跡も残ってます。大半は市営住宅として使われているようですが、下の写真の右奥のようにほとんど洗濯物も干してないですし、まぁ空き家がほとんどなんでしょう。

下のような感じはとても21世紀に建てられた住宅とは思えない感じ。

炭鉱で栄えていた頃の社宅でしょうか。外観から造りまで滅茶苦茶古いです。

税金もクッソ高いらしいし、札幌も近いからドンドン人がいなくなる。残るのは最盛期を知る老人ばかりなんでしょうね。

とはいえ昭和30年代から40年代前半がピークと考えると、その時に働いてた人が当時20台半ばとしたらもう年齢は一番下でも70後半くらいか…。

現在の道知事が夕張市長だったころに相当借金返したらしいけど、もはやあの街並みと国の現状を考えたら、シビアな見方をしたら夕張の再生は無理でしょう。

20年後には市が消滅してるんじゃないのかな。ほんとに。

ということで国道452号を通って富良野市へ向かいます。

シューパロダムが通り道から近かったのでちょっと寄り道。

下まで降りていけば駐車場もあります。特にダム以外何もない場所です。

もうちょっと走ると三菱大夕張鉄道保存車両があります。特に調べてなかったので大きな広場にポンと置いてありました。

特に電車内に入るのに許可がいるとかそういう感じでもなさそうでした。二人組の男女が中に入ってましたので。(はたから見ただけです。)

さらに進むとシューパロ湖が見えてきます。白銀橋のほうまで降りていけばもっと近くから綺麗なシューパロ湖を見ることができます。

ただ、白銀橋は過去にヒグマが出ている情報もあるので注意してください。

真中くらいにシューパロ湖をまたいでるのが白銀橋。

ちなみに国道452号を通って富良野までの道中は何もないです。

自販機も売店もガソリンスタンドも民家も何もないです。休憩スペースがたまにあるくらいです。給油やトイレは事前に済ませておかないとホントに5~60kmくらい何もないです。

トイレを野でやることになります!

ということで最後は富良野市街でお別れです。

市ってこれくらいはせめてあるもんじゃないのかな…。