【グルメ旅・長野県平谷村】人口400人以下のいろり焼き大柳でヤマメを食す!

放浪記

yokonaga

昨日通った人口400人あまりの平谷村に、「いろり焼き 大柳」という店があるので、浜松までいくついでに恵那市~平谷村へ寄ってみる。

今回は一人じゃなくて、車の運転を神奈川県大和市の駅前で「炭火焼鳥 やまむら」を経営している店主の山村氏と共に行ってきました。

飲食に関してプロです!幅広いジャンルでプロです!(俺は中々のバカ舌なので指南役をお願いしました)

ちょっと調べたところ、先に電話したほうがいいみたいなので、電話してみる…

オヤジさんぽい人がでてきて、こんな感じの事聞かれる。

「どのルートで走って来ますか?」

ルートを伝えると、店まで30分位の場所を言ってくるので、

「ココに着いたらもう一回電話して。」と言われます。

これは囲炉裏に火をおこすのに30分位かかるかららしい。

普通の店の予約みたく、「何時に予約してください。」などこちら側の都合にお店が合わせるスタンスではなく、店のスタンスにコチラが100%合わせる変わったカタチで、かなり戸惑うと思います。

だって、どのルートで来る?って言われても、ほぼ初見の道だとナビに従うから細かい所まで知らんわけだし。

それでも、向こうのペースで電話越しからもガンガン話してきます。悪い人ではないのだろうけど、頭の中がかなり「??」状態になる。

ぶっちゃけ電話だけだと、かなりクセが強い印象を受けるはずです。

ちなみに自分らは恵那峡からお店を目指して、岩村町を通るルートだったので

「モンゴル村に着いたらもう一回電話して」と言われました。

という事で、「酷道」としても有名な国道418号を通って、「いろり焼き 大柳」へ向かいました。

モンゴル村を通過した辺りで電話したら、今後は奥さん?らしき人が出てきて、モンゴル村を通過したことを伝えると、「じゃ火を起こして待ってますね!」と、女性は感じよく対応してくれた。

写真のとおりで、かなり細い道です国道として機能してるとはとても言い難い。対向車が来たら確実に路肩部分までどちらかが譲歩しないと通れない道。

幸いに自分らが走ってる10kmくらいは全く対向車が来ることは無かった。夜なんか怖くて走ってられんわ。

そんな国道418号を抜けて平谷村に戻ってきてお店に到着。13時頃の到着だったが、客は自分たち2人だけ。

店に入ると入り口で注文を聞かれます。山女2匹&五平餅2本の大柳定食(1870円)。山女の唐揚げ3点盛り(1530円)。を注文。

ちなみに3点盛りと、3つをバラ(1つ510円)で頼んでも料金は一緒です。3点盛をメニューに加えている意味よ…。

靴を脱いで囲炉裏の前に案内されます。

店内は囲炉裏が4か所にあり、一つのいろりに最大10人くらいイケそうな感じ。組数が多い時は確実に相席になるはず。

最初に五平餅が到着して、その後山女到着。焼くのは全てこちらの仕事。それがいいんですよ。

店主or奥さんと思しきどちらかが、かなり頻繁に席に来て焼き具合などを確認してアドバイスしてくれます。

五平餅は2分に1回はひっくり返す。山女は1回だけ。五平餅は焼きあがるのに15分~20分位。山女は25分位かな。

店主と思しき男性(多分最初電話かけた時に対応した人)から「五平餅は2分に一回を50回繰り返してください。」とか、中途半端なボケかましてきたから一瞬「マジかよ」とおもったけど。

後から来た、他の席のお客さんにも、500回とか5000回とか、回数だけ変えて同じこと言ってたからこれは彼の盛大なボケです。


山女のフライ


山女の甘露煮唐揚げ


唐揚げ(右)

唐揚げ&甘露煮唐揚げ&フライの3種も到着。川魚ってクセが結構あるイメージだったけど、そんなことはまるで無い。

何かを付けるとかそんなことはしない。提供さるがままにかぶりつき。ふわふわで骨の心配も全くなく全て食えます。

連れと半分こしていただきますけど、これだけでも結構腹にたまります。五平餅も焼きあがるころには、店主がやってきて

「もう膨らんできたから横にづらしちゃってタレつけちゃって」。と矢継ぎ早に指示されて、クルミのたれを付けていただきました。エゴマのたれと2種類あったけどそっちをチョイス。

サンショウがある場合もあるのかな?とにかく今回は2種類でした。別に表と裏で別々のタレを塗ってもいいんでしょうけど。

きりたんぽをイメージしてたけど、また違った感じですね。

この料理のメイン山女の焼き魚も完成!焼いてる最中も口をパクパクやってます。生きてます。

味付けはすでに済んでるみたいなのでこのままかぶりつき!頭からしっぽまで全て食べられます!串の両端をもって食べたかったけど、熱すぎてアタマ側の串は持てない(笑)

そのためクルクル回って落ちそうになる…。

日本昔ばなしのようにはいかないぜ。大人しく取り皿に乗せて箸で食う。塩味が良い感じで効いて旨いのは変わらんけどね。

ひっくり返すタイミングは席にまで来て、教えてくれますけど、食べるタイミングは別に教えに来ません。10分位焼けば問題なさげ。

訪問前に下記の感じで電話確認をしましょう。予約無しでも行けるけど店側の準備に時間がかかる。

大柳訪問前に確認する事
どのルートで店に行くのかを確認して事前に店に連絡。事前の電話で店から指定された到着30分前の場所から電話する。

至る所で火を起こしてるので熱いから窓は全て全開にしてるから、風が気持ちいい。冬季も開けるのかな。

料金が安いわけでは無いけど、こういう経験が客側でできる店は、恐らく都心部では相当少ないはず。(あるのかな?)


そういった経験や、思い出料金も含めたら安いんじゃないのかな。一度はいろり焼きも体験してみるといいですよ。店主と奥さん?も接してみたら全然いい人だったし。