知床国立公園をでて、知床峠を通って羅臼方面に向かいます。知床連山の尾根筋にあたる標高738mの峠。
動画でもご紹介。
前の車(レンタカー)が不自然なくらいやたらゆっくり走ってます。ブレーキ掛けたりしながら。
多分ヒグマ探してるんだと思います。やれやれです‥‥。
ちなみにこの先も同じような車がありました。車だからって…。
知床峠の天気はコロコロ変わることで有名です。晴れ間に出会えたらかなり運がいいと言われるくらいです。果たして…
ベア・カントリー。クマの王国
知床国立公園は非常に天気が良かったけど峠に向かうほど霧が濃くなっていきます。
知床峠に到着しました。四方八方全てきりだらけで何も見えません。
霧が無ければ羅臼岳が見えるみたいで、天候が良ければ北方領土国後島も望むことができる場所。でも霧に覆われてることも全然珍しくない。
一言言っておくと雨とかではないですよw
晴れてればハッキリと羅臼岳も国後島もこんな感じでみえるみたい。
羅臼に到着してたまたま給油とタイヤの空気圧チェックしてたら、「IDEMITSU 羅臼アポロ石油」が日本最北東端のガソリンスタンドで給油証明を貰いました。
ちなみに宗谷岬の最北端もIDEMITSUだったね。
野付半島を目指します。場所はココです。
拡大するとココ。別名「この世の果て」ともいわれる不毛地帯。
野付半島の野付崎灯台を目指します。一番近いのは標津町ですけど、海を隔てた別海町に属してる不思議な場所。
知床周辺はトンネルじゃなくてスノーシェルターが多くあります。最初は野生の動物除けに通してるのかとおもったけど大雪の逃げ場みたいになってるみたいです。知りませんでした。流石豪雪地。
目的表示に野付半島が出てきました。ネイチャーセンター方面に向かっていくとここから野付半島。
知床半島と根室半島の中間に位置し、オホーツク海に腕を伸ばすようにして広がるのが野付半島。
野付半島沖の海底は起伏が多く、潮流も早いことから、道内でも有数の漁場となっています。
中央部にあるオンニクル遺跡では、擦文時代の竪穴式住居が数多く発見されています。マンモスの化石も発掘されてる。
先端まで大体25kmくらい。左右どちらもオホーツク海に挟まれた超レアな場所。風は堤防的なものも無いのでかなり強く吹き付けてきます。
海岸線もなんだか見たことない干上がり方してる。止まってまじまじ見てないから何とも言えないけど。なんか不思議な景色。
限界点まで到着。道道950号の終点。
駐車場があるのでこの先は歩いて灯台まで行くことになります。
9月入ったばっかだけど、なんだか景色が夏って感じでもないな。北海道だからかもしれないけど、それにしても秋っぽい。
日本ぽくもない感じの景色。
雑に立った道道950号の標識。
駐車場から先は車両乗り入れ禁止。歩いていきます。周りは不毛地帯って感じ。でも漁場として様相は至る所にあります。
駐車場から灯台はすぐ見えます。
灯台に向かう道は地元のトラックが走った後を歩きます。シカのフンが落ちてます。足元注意。
灯台の先ももっと先端までいけるんですけど、一般車両侵入不可って表示もあったので、漁師の方々の聖域ぽくて、空気読んで誰も灯台から先にはいってなかった。
因みに野付半島は幻の街「キラク」があると言われてた街です。
「江戸時代から明治の初期にかけて、野付半島の先端に港町として栄えた街があったと。武家屋敷が立ち並ぶ街の道は敷石で整備され、遊郭があって女性もたくさん住んでいたらしい」とまことしやかに話されていたそう。
しかし、古い地図や文献には「キラク」があったことを立証する明確な記述はなく、幻の街として今も人々の歴史ロマンをかきたてています。
タンチョウもシカもいろんな動物がわさわさいました。正直、知床よりもたくさんいました。
ちょっと調べないと野付半島に行こうとは思わないけど、知床観光するついでに是非一度は行ってみてください。