コロナ過を一人でアドレス125で北上していくツーリングの三日目。
今日は宿泊地の福島県南相馬市から宮城県仙台市までを目指します。
動画でも公開しております。
当初の予定は蔵王の御釜に行く予定でしたが、天候が悪そうなので明日行くことにして、明日行く予定だった一部の場所を見て、仙台にリターンすることにしました。
もちろんスタートから雨。8月末ですが、バイクツーリングで薄手の防水コートなどはNGです。厚手のものと2枚持ってもいいけど邪魔になるので最初から冬用の防水防寒ジャケットを持っていくのがいいです。
厚手のジャケットは登山用のものとかが丁度いいです。
下記の同じものを私も持っていきました。熱い位でちょうどいい。
パンツはこれが安くていいです。
ジャケットもパンツもポケットが必要かどうかはご自身のうごきに合わせて考えましょう。利便性は落ちますが、無い方が水の入り込む余地が少ないので防水効果は高いです。
①冬用にしておくのがベター(夏でも走行中の体感は結構寒い)
②ポケットがあるとベター。(小物は防水ショルダー位持っておくと便利。)
③小さすぎないほうがいい。特にパンツは曲げたときに足首が隠れるくらいの余裕あるもの
ちなみに出発前から北海道では夏でも気温が10度前半くらいの場所も想定していたので、上記の装備の上からさらに防水、防寒のツナギも着れるようにを一着持っていきました。
オススメはこれ。ぶっちゃけ軽い雨ならと寒さしのぎならこれだけでOK
ゴワつくからいやだ…ということでしたらトレーナーなどで対策しても構いませんが、中まで浸水してきたら中の衣類が濡れて元も子もなくなります。
冬場も長時間雨の中を走ったこともある経験から、余程良質な防水ジャケットやパンツでない限り、ずっと雨にさらされてるといかに防水といえども中まで浸水することはハッキリいってよくあります。
防水の上から防水、防寒のうえから防寒位しておくのがベストです。雨の日のツーリングで大事なことは
「いかに中に浸水をさせないか」
絶対にコレが重要です。
ということで、ツナギはまだ閉まっておきますが、上下防水&防寒対策を仕込んでスタート。
実際、止まってみるとそこまで強く降っていなくても、一度走り出せばかなり強く雨粒は襲ってきます。
でも、装備は充分ですから全く問題なし!この辺は経験です。今まで何度も雨には苦しめられてきましたから。
走り始めて30分くらいで宮城県へ。
最初の目的地、西行戻しの松公園まで南相馬の宿泊所からおよそ100km。2時間強。
松島を見るのには一番最適な場所のようですので、そちらに向かいます。
東北では北上川に次いで長い阿武隈川をわたり、更に仙台市方面に向かって北上。
沿岸部に近い場所を走りますので電柱には津波浸水深の文字が出てきます。実際に自分の目で見ると凄く高く感じます。
周りの家々も殆どが新築。
よそ者がぶっちゃっけた話すると、よくまたこの地に家を建てたな…って感じですけどね。
同じ境遇にあう可能性があるのに、戻ってくるってことは、やはり郷土愛ですかね。
国道4号を少し走ってまた海岸沿いを走っていき、
西行戻しの松公園入口に到着。南相馬から直接向かう場合、、仙台市街に入ることはなく、塩釜市街地を通りここまで来ました。
駐車場は100台近く止められそうな感じ。コロナ過ですのでこの日は車も10台程度。
松島を一番きれいに見るのであれば歩道を150m位進んだところにあるパラレルハウスでみれば、木々など遮るものがないので最適だとおもいますが、レストランみたいな感じなので有料のようです。
無料でみれる展望台がすぐ近くにあります。展望台といっても階段が2段ある感じですが…
夏場はやはり木が邪魔になって全景が見れるかと言われると微妙かな。個人的にはこれくらいでもいいけど。
西行戻しの松公園から続いて震災でも大きな被害を出した石巻市へ向かいます。
その中でも旧門脇小学校という沿岸部に非常に近い場所にある小学校に向かいます。旧という冠がついてることからも、津波の被害を受けたことで現在は機能停止しています。
GoogleMapで「旧門脇小学校」と検索すると学校裏のよくわからない場所に飛ばされます。「かどのわき中央公園」に合わせていくのがいいです。
学校の様子は爆風で吹き飛ばされたような感じで、凄惨な様子です。ほんとに言葉が出なくなります。
トラックや工事関係の車両が多く停まっていて、一部を解体して、遺構整備することになってるみたいです。なるべくそのまま残してほしいものです。記事をみると地元住民は全部残すことを望んでいるようです。
そりゃそうですよね。
目で見えるものを残しておかないと、簡単に風化してしまうのは間違いないですから。
最後は宿泊地の仙台へ。
ということで明日は蔵王の御釜に向かおうと思います。