北海道を脱出して大館まで向かう道中。青森の内陸を南下していきます。
青森は東側を北上してきたときに十和田湖、奥入瀬渓流、八甲田山雪中行軍記念碑などを見てまわりました。
西側には三内丸山遺跡、弘前城、岩木山…などありますが、平川市に盛美園という国指定名勝の庭園があります。
盛美園は京都の無鄰菴(むりんあん)と青風荘と合わせて明治時代三名園の一つに数えられている庭園です。
聞いたことが無い方もジブリ作品の「借りぐらしのアリエッティ」の舞台モデルになった場所というとピンとくるジブリ作品好きの人もいるかもしれません。
盛美園のとなりに「もてなしロマン館」という道の駅っぽい所があり、駐車場も兼ねています。野菜の販売、レストラン、売店なども屋内に用意されています。
料金は大人500円。団体客なら割引もありました。
通常もそうなのかどうかわかりませんが、受付のおばさんが御宝殿に案内してくれました。御宝殿の中は撮影NG。
清藤家の位牌堂で大正6年に造営され、十畳敷きの堂内は金箔に覆われています。蒔絵は河面冬山が大正初期に完成させた大作で三部五枚からなる豪華絢爛なものです。
30分に一度しか開かないらしいです。運がよかったのかな?
庭園と融和した独自の美しさを保つ盛美館。1回が和室。2回が洋室の和洋折衷様式の珍しい建物。明治時代の趣が感じ取れます。
2回は老朽化のため、入ることはできないので1階の和室までとなってます。
平川市の観光ガイド「ひらかわ案内人」が案内するガイドプランでは、
普段は一般公開されていない2階のお部屋と空中楼閣に入ることができるということ。
ガイドプラン申込者のみの限定公開となります。
黒松、赤松、真柏などなど美しい緑が沢山。
スギゴケやスナゴケも至る所にあって盆栽にぜひとも使いたい。
盛美館1階からの庭園の眺め。ゆっくりお茶でもすすりたい雰囲気。
駐車場がある、もてなしロマン館の食堂にはお忍びで訪れた宮崎駿の写真が飾ってあります。来た時には誰も気づかなかったそうですが、たしかに、サングラスに帽子被ったら全然わからないよね。