Windowsの大型アプデ(Windows11が発表されました)の話はさせていただきましたが、そもそもなんでパソコンが使えなくなる可能性が出てくるのかという事ですけど、それを考えるうえでパソコンの仕組みを知る必要があります。
私は家電量販店を数店舗いろんな職種で働いていた過去があり、超初心者から玄人の方まで幅広く案内をしてきました。特に初心者の方への説明はいろんな具体例をだして案内してきましたのでその例を使って小学生でもわかるように説明します。
この記事はコンを詰めてみるようなものではないです。雑学的な知識位の感覚で見てもらえればと思います。
まず大前提として。体験されてる方は、Windows10の強制アップデートの時を思い出してください。
Windows7や8は普通に動いていたのに、Windows10になった途端、考えられないくらいモタモタしだした。
なぜこうなるのか?
ということを、パソコンのパーツを含めて以下でみていきましょ。
そもそもパソコンは
CPU メモリ(RAM) ストレージ(ハードディスクとか最近だとSSD)
めちゃくちゃ大まかいうと、この3つで動かしています。パソコンを動かしているのはあくまでもアナタが指示を出して、それに基づいてパソコンは動いてることを認識しましょ。
タブレットに関しても同じです。アナタが画面をtouchしてタブレットに動いてもらうように指示しています。
キーボードで「こんにちわ」という文字を打ち込んで、Enterキーを押して、画面に映し出すようにアナタが「パソコン」に指示してるんです。これがパソコンの動きであり、その動きをするための部品が上の3つです。
この3つを人間の生活に例えて具体的かつ、大まかに説明します。タブレットに関しても基本は同じです。
①CPU
人間でいうところの頭の良さです。良い奴ほどさっき上で例に出したような、キーボードで「こんにちわ」と打ち込んで、画面に表示するまでのスピードが速いです。
馬鹿なCPUだとグルグル回って画面に出てくるまで時間がかかる。
人でもそうです。頭がよくて要領の良い人と、バカで要領の悪い人に同じ作業をさせても作業終了までの時間は前者のほうが確実に早いという事です。
さらに突っ込んで具体的にしましょう。
CPUというのは扱っている会社は実はたくさんありますけど、とりあえず今回は鉄板のIntel様で例に出します。
celeron...小学生 core i3...中学生 core i5...高校生 core i7...大学生
大きく分けてこの4つを学生で表すとこんな感じです。
小学生にやらせるよりも中学生、って感じで段階的によくなっていけばパソコンの作業効率もあがってきて、考える(グルグル回ってる)時間が短くなる。軽い作業も重い作業(簡単なことも難しい事)も頭がいいヤツなら何でも快適にできるという事です。
軽い作業ならバカでもできるけど、頭のいい奴よりは答えを出すのが時間がかかる(グルグル回る)という事です。
これがCPUです。
②メモリ(RAM)
CPUが頭の良さならメモリは作業する人が使うテーブルの大きさ。これを後から説明する「ストレージ」と間違える人がすげぇいました。また、メモリが大きければ動きが早くなると勘違いしてる人も腐るほどいました。
結構こういう人が自信満々にそういう事を話してくると、安易に否定できないところが接客のつらいところなのよね。
まぁそれはいいとして。
メモリがテーブルの大きさと言ったのは、この上にいろんなものを出してCPU(小学生~大学生の脳みそをもった人たち)が処理をしていくから。
頭がめっちゃ良くてもテーブルが幼稚園児が使うような大きさだと、ノートや辞書や書類、筆記用具を出して作業しようとしても限界があって効率が上がらない。
かたや、頭がバカな奴に大統領が使うようなデカイ机を上げても、意味がない。無償の長物。お坊ちゃま君家のトイレ。
メモリとCPUはそういう関係になっています。
ちなみにパソコンの電源を入れたときにすでにOS(Windows10とかMacOS)をメモリの上に乗せてる状態になっています。(電源を入れた時点でメモリの一部を使ってます。)
③ストレージ(ハードディスクとかSSD)
ストレージは引き出しです。一般的にはストーレジという言い方よりもハードディスクとかって言ったほうがピンとくる人が多いと思います。
人間世界でいえば書類や筆記用具、仕事や勉強で使うようなものを使うときは、引き出しから出して、テーブル(メモリ)の上に乗せて人間(CPUが)作業を始めますよね。
ストレージが一杯になってくると引き出しから取り出すのも一苦労。それに伴って動きが重くなる。作業効率が落ちるってことです。
ここではハードディスクとSSDの違いは割愛しますけど、どっちがいいかと言われたらSSDです。今ハードディスクを使ってる方は買い替えの際はSSDにしてください。PCの動きが極端によくなります。(特に電源ボタンを押してから起動するまでの時間がウサイン・ボルトなみに早くなります。)
CPUが人間の頭の良さ。
メモリがテーブルの大きさ。
ストレージが引き出し。
この3つを仕事場や学校のイメージで考えてみたうえで、なぜWindows7から10に変えたときにパソコンの動きが悪くなることがあったのかというと、一番の要因は
Windows10が異常なほど重いということです。
Windows10はこれまでの7やXPなどと比べものにならないほど重いのです。メモリのところでも取り上げたけど、パソコンの電源を入れた時点でWindows10やMacOSなどのがメモリを喰っています。
OSが重いとメモリを沢山食うし、軽いとメモリに負担もかからないから、そのうえでWordやExcelを開いたりyoutubeを見たり(メモリにどんどんいろんなものを載せていく)しても負担がかからないから、作業効率が落ちない。
テーブル(メモリ)がいっぱいでごちゃごちゃしてたらCPU(頭の良さ)がいくら良くても作業効率は上がらないですよね。
スマホが主流になってきた昨今だとパソコンにそこまでスペックを求めずに、安いだけの低スペックパソコンしか持ってない方が多かった。
そこに来てWindows10なんていう過去最悪にめちゃくちゃ重いOSがでてきたから、
- 電源を入れてすぐ重くなった。
- WordやExcelが開かない。
- 開いても動きが重い、正常に動かない。
ということが、起こってしまっていたんですね。
元々、Windows10を7~10年くらい前に買ったような並み以下のWindows7のパソコンに入れること自体無茶だったんです。
これはタブレットにも同じことは言えます。PCほどOSは重くないですが、何度もOSのアプデをしていけば動きも重くなります。アプリを沢山入れていけばストレージを埋めることにもなって、これも動きが重くなる原因になります。
色々書いてきましたけど、一発ですべて解決するのはパソコンやタブレットに関しては
性能の良いものを買ったほうが長く、快適に使えるという事です。
冷蔵庫や洗濯機と違って冷やしたり、洗ったりするだけなら安くても高くても大きくかわらないけど、パソコンやタブレットなんかはいろんな人が、いろんな使い方をして、尚且つ機械のほうでもアップデートが起こりますので、中途半端な性能は後で泣くことになりますから。
でも。安く良いものをかいたいですよね。
そのことはまた別の記事で書いていきたいと思います。